私の父が亡くなって、今年で35年になる。
59歳の若さだった。
父の事は今までどれほど書いてきた事だろう。
私の人生で一番影響を受けた人である。
幼い時から、父に褒められたくて何でも頑張って
きた。父がいないと夜も日も明けなかった。
その父がよく言っていた言葉を思い出した。
「女が、面倒くさがりやだと、家の中は
ひどい事になるぞ。」
いつもその言葉を忘れない。
朝から晩まで、独楽鼠のように働いているのは
もしかしてそのせいかもしれない。
そのくせに、女は愛嬌でなんぼだぞなんて言う。
どんな時も明るく笑って居るんだぞ。