栄光と怨念を身一つに秘めた持統女帝!?…名歌200選(47) 素浪人の『万葉集漫談』(242話)

永井路子著、『女帝の歴史を裏返す』
高木きよ子著『八人の女帝』
山路麻芸著『万葉の女人像』
犬養悦子著『古代史幻想』
等など…と、持統女帝のことをそれぞれに一章をあてて、詳細に書いている本がある。何れも女性たちの目でとらえた持統女帝像が鮮明に浮かぶ。なかでも、永井路子の著書は築地の国立がんセンターの通り向かいにある朝日新聞ホールに永井路子の講演を聞きに行った折りに、彼女がサイン入りで売っていた著書である。女性たちがとらえる持統天皇の姿を少し知っておきたいという気持ちからだったか…。

犬養孝、中西進といった著名な万葉学者達の講演を幾度か聞きに行って、『万