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よくあるご質問

「私のこと、そんなに嫌い?」

明日は、家内の7回目の月命日だ。

昨日、家内が好きだった淡いピンクのバラを用意した。
明日は、大好きだったスイカを用意する。

あれから7ヶ月たったが、
未だに四六時中、家内のことが頭から離れない。
時に「自分は正常ではないのかも」
と考えることがある。

大震災で、かけがえのない家族を、
一瞬にして亡くされた方々は、
今どんな思いで過ごされているのだろうか?

親を
子を
祖父を
祖母を
夫を
妻を
孫を
亡くされた方々のことを思えば、
「自分の悲しさや寂しさは、
さしたることではない。
早く元気を取り戻して」
と考えることもある。

しかし、なかなかすんなりとはいかない。


明後日から、二泊三日の予定で、
四回目の四国お遍路に出る。

家内の冥福、
大震災で亡くなられた方々の冥福、
被災された方々のご健康を、
お願いしてくるつもりだ。


今から四十数年前の昭和42年、宇高連絡船のデッキ。

家内はデッキの鉄パイプを握り、
「イエスでもノーでもいいから、
あんたのほんとうの気持ちを正直に言って、
ノーならこれからすぐに新潟へ帰るから」

優柔不断で、
いいかげんだった私は、返事に窮した。

心の中には、
「今すぐ結婚は・・・」
という気持ちが少なからずあった。

「はっきりしてくれさえすればいいの。イエス? ノー?」

家内はさらに詰め寄ってきた。
家内の目を見るとキラキラしている。
まっしぐらな「命がけ」を直感した。




私の頭の中は、
ぐるぐるぐるぐる回転してはいたが、
返事ができない。

「私のこと、そんなに嫌い?」

「いや、そんなことはないよ」

「なら、イエスだね」

    ・
    ・
    ・
    ・
    ・


「うっ、うん」


私たちの結婚はこれで決まった。

世話好きの叔母が、電光石火の段取りを決め、
「あれあれ」というまに、
かたちだけのような式をあげることになった。


昭和42年の秋のことだ。


遺影の前で、
今日はそんなことを思い出した。

「ママ、ありがとう。ほんとうにありがとう」


妻をめとらば

http://www.youtube.com/watch?v=IJxxzZRAoLg

カテゴリ:ニュース・その他

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