よく出来ている入門書2冊

やっと旅行中の写真をプリントした。570枚ものその時間と用紙とインク代を考えたら無駄なことだとは思いつつ、いつものようにやってしまった。もう十年もしたら、残された方が処分に困るのであろうただのゴミだとは思うが。
 きっと本も同じなのだろうな。
 木村泰司著『名画の言い分』ちくま文庫と、橋爪大三郎×大澤真幸・対談『ふしぎなキリスト教』講談社現代新書、を読了。この二冊、入門書としては出色の好著だと思う。
 まず、『名画の言い分』は、古代ギリシャ彫刻から印象派まで、106枚の作品を巻頭に示しながら西洋美術を理解するための基礎知識を実に分りやすくエスプリ豊かに解