【 壊れるものは壊れ…残ったもので暮らす 】 天然生活 ( 其の165話 )

《 壊れるものは壊れ…残ったもので暮らす 》

あれから4ヶ月余りになる…
築65年のボロ家が震度6強にも倒壊せずに残り
(家全体が1%以上傾いて少々不快ではあるが…)
貧欲ゆえに集まった数多くの物々が壊れた

今年の夏も夏らしく暑く…
多くの人々は普段の生活に流されて
未だに渦中にある多くの人々を忘れ去ろうとしている

非情と云えばその通りであるが
健康的であると云えばそう云えない事も無い
( 健康とは厭なものである…と山本夏彦は喝破したが )
どんな運命でも人固有のものであり吐き出す訳には行かない
どんな悲嘆の固まりでも飲み込んで時間を掛けて自己消化