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よくあるご質問

残される恐怖

職場で知り合った仲良し三人組は1996年に初めて旅行に行ったのを皮切りに毎年1回はお手軽なツアーの乗って親交を温めてきた。
 
 一番年上のMさんは仕事をしながらご両親の介護を10年近くして見送り、今も現役、シングルで子供を育て上げ二人の孫のばーちゃん。大姐御的存在。
 一番年下のYさんは90歳を超えた舅姑と同居、見合い結婚したご主人と息子、娘と一緒に住み、アルバイトに精を出す働きもののしっかり奥さん。
 そして私。いつも二人に甘えている。
 お年寄りと同居しているという共通点があったこと、愚痴も悪口も聞いてもらい、ここでうっぷん晴らしが出来たから随分と助けられたわけだ。

 先日、義母の新盆にと鳩居堂の線香とお菓子とお花のギフトカードがMさんから届いた。長い手紙が添えられていてそれを読んだら何が何でも逢いたくなって〜。

 駅の改札で再会を喜び、たまには贅沢しちゃおうということになり
”幸庵”に繰り出す。お料理は絶品。料理上手なMさんYさんと料理談義に花が咲くのはいつものこと。
http://smcb.jp/_as01?album_id=838363

 「実はね。話したい事があるの・・」と言っていたYさん。一瞬 顔が曇る。ご主人が不調を訴えていて検査をしたら悪いものが見つかり、
今月23日に手術を受けるという。

 「舅も姑も残して先に逝かれたら私・・・だからどうしても生きてもらわなければならないの」といつも静かなYさんが語気を強める。

 それは私がずっと思っていたことと同じ。私と義母が残されるのが
いつもいつも恐怖だった。

 「解る。解るよ。そうだよね。」彼女の不安な気持ちが解り過ぎる。

 Mさんはそのやりとりを黙って聞いている。最愛の人を同じ病で亡くした悲しい経験を越えた強い人。

 「なんでも話してよ。電話して来てよ。」
 「もう それ以上痩せたら駄目だからね。しっかり食べてね」
 と声かけて別れる。


 うちに帰るとツレはいなくて車もないし何処かに出かけたらしい。

夕飯も三人で食べてくると言って出かけたから早いご帰還に驚いていたツレ。

 「Yさんのご主人病気なんだって。家が心配だから早く帰るって。」
 
 ゴルフ焼けの黒光りしたツレの顔〜いつまで見られるのかなぁ〜
と思った。必殺遊び人〜お気楽人間で時々頭にくることもあるけれど
元気でいてくれることだけで感謝しなくちゃいけないのかも。

 「送り火するぞ」とツレ。
 「送り火はなるたけ遅くにしなさいってMさんが言ってたよ。少しでも長く居てもらうためだって」

 今日はなんだか目が冴えて、眠れない。

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