あれは確か・・・
私がまだ学校にあがるかあがらないかの頃
田舎に住んでいた私は
祖父の用事について
従兄弟達数人と一緒に
隣の町まで歩いて行く事になりました
(当時は昭和30年代後半の農村で
未だ今みたいに
各家に車がある時代ではありませんでした)
隣の町までは
山の谷間を抜けて歩くと1時間くらいだったと思います
私達は
時には手を繋いで歌を歌いながら
時には追い駆けっこをしながら歩いていました
祖父はニコニコしながら
「おい、あんまり先に行ったら迷子になるぞ!」
とか、言いながら
私達に少し遅れて歩いていました
今、思えば