先日の講演会で今までの倭人伝は本来の意味から外れて訳されていると言う話があった。
30分の講演ではよく分らなかったので、著書を買って読むことにした。
その趣旨は、元の文は2千年前に書かれた物であり、当時の漢字の意味から翻訳すべきである所、1700年代に完成した「康煕字典」により和訳されているので、本来の意味から外れた誤訳に基づいて研究がなされていて、今までの研究はその意味を成さないと言うものである。
著者は後漢の時代に成立した辞書「説文解字」によって解釈しなければならないと主張している。
そしてこのことは中国語で論文として発表しているとのこと。