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よくあるご質問

【 花を食べる…只のもので暮らす 】 天然生活 ( 其の166話 )

《 花を食べる…只のもので暮らす 》

極力質素で倹(つま)しい我が国民年金生活を揶揄して
縄文生活などと云っているが…

今年は鮎漁が不振らしいので
漁の鑑札代をケチって鮎漁を取り止めている
そこで…

何か今夜の食材になるものは無いかと
近くの川原に行ったのだが
ここ半月以上雨らしい雨も降らないので
川原もカラカラだ

普段なら川原の彼方此方に咲いている鬼百合の鱗茎を少々頂くのだが
今年はオレンジ色の花の姿も見えない

しかし…
ヤブカンゾウだけは群生して
暑苦しい色の花を多数咲かせている

そうだ!
これを食べよう
確か…
いつか見た植物図鑑に花も食べられるとあったことを思い出した

ノカンゾウの花は一重だが
ヤブカンゾウの花は八重でボリュームが有る
忽ち小さな袋が一杯になった…

ふと目を上げると
堤防の向こうの方に人の姿が見える
何かを採っているらしく白い袋を提げている
何んと…
彼の手を伸ばした前方にはヤブカンゾウの群落があった

彼もやはり縄文暮らしなのか
それらしき雰囲気を醸し出している…

それにしても
それらしき二人のジジイが揃って
ヤブカンゾウの赤い花を摘む姿に思わず苦笑いをした

ヤブカンゾウの赤い花は
今夜の夕食のオカズの一品として
酢の物と天婦羅に上ったのは云うまでもない…

彼もきっと今頃は
つましい食卓に赤い花の酢の物を肴に
一杯やっているだろう事を思いつつ
独特の食感を味わいながら連れと事の顛末を語り笑い合った…

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