男が女を手玉にとる筋書きが時代劇によくでる。
が、「事実は小説より奇なり」。
男が手玉にとられる事件がかなり前にあった。
50代の大学教授は他校の美人講師と愛人関係をつづけていた。
あるときふいにこの教授はパトロンよろしく女の部屋をおとずれて、はやる心をおさえおさえて合鍵でドアを開け、足音しのばせ部屋に入ると、奥の方からのシャワーの音をきく。
さてはさてはとニタリ顔して近づいて、ビニールカーテンをすらりと開けた。
「..................」
そこにいたのは男。
教授は歳をわすれ、世間をわすれ、逆上した。
大騒動、というよりも、三角