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よくあるご質問

なんという鈍感さ、

家内の初盆がやってくる。
今日から、午後半日のお休みをとって、
準備を始めることにした。

あれこれ思案したが、
盆棚は自分で準備する。

業者に頼めば、ことは簡単だが、
多少格好は芳しくなくても、
自分で準備する方が喜んでくれうそうな気がする。

なにしろ天性の不器用者、
その上左手は不自由ときている。
そろそろ準備を始めないと間に合わない。

万一間に合わなかったら、
「パパ、きちんとやってよ。
早くしてくれんと帰れんが」
と叱られそうだ。

我が家でいちばん立派な八畳の和室に掃除機をかけ、
盆棚を組んだだけで、
息ははーはー、おまけに大汗。

今までの部屋から、
遺影やお位牌を移動し、
花や供物も移動した。

肺に病気を持っている私には、
今日は、ここまでで精いっぱいだ。


なにげなく押入れを開けてみた。

≪専用発熱体
眠れないほど冷えた足に
スチーム足湯
取替用七回分≫
と書かれた箱と
ブーツのようなものが置いてある。

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   ?



「そうか、昨年12月亡くなる直前、
足が冷えてよく眠れなかったのだ」
と気がついた途端にまた涙が。

なんという鈍感さ、
なんという思いやりのなさ。

自分が情けない。




「ママ、ごめんな、
足が冷たくて眠れなかったんだ。
そんなことなんにも気がつかなくて、
自分のどうしようもない鈍感さに腹がたつけど、
今さら手遅れだよな。勘弁してよ。
来世で必ず埋め合わせするから」

と詫びながら、
泣きながら遺影に頭を下げた。


花火の夜
http://www.youtube.com/watch?v=CkIXhQoEP_c

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