わが犬物語(その8)

しばらくは犬のいない生活の戻った。

しかしそこはキのつく犬好きで寂しくて仕方がなかった。
休日などは全く空虚で自分らしくないのである。

こうしてなぜだかシーズー種を飼った。
「ランラン」と名づけたが、「ランラン」はAMCHの直仔で血統は素晴らしいものがあり将来を楽しみにしていた。

何故、大型を好んだ私が小型愛玩犬を飼ったのか疑問を持つ方も多いであろうが、これは単純な動機であった。
土佐闘犬に情熱を燃やし秋田犬にものめり込むうち私の腰はガタガタで大型犬はとてもひけないと判断したのである。

この「ランラン」を仔犬でひきとりミルクまで飲ませ11ヶ月まで