季巡り短歌 梅雨  兼 備忘録 ねじり花来る

梅雨らしき恵み沁み込む地の上に ふつくら伸びて朝顔の蔓

あさがほのたまゆらの青に包まるる家に目覚めて漂ひ歩く

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去年の春には、姫踊り子草が突然庭に現れて、そのうち来そうなものだと待っていたのではあるけれども、驚喜した。

数日前、端境期の庭に花ひとつない朝、なにかピンクのものがある。
10センチくらい、すっくと立っている。
ヤッター ねじばな、もじずり、捩り花ではないか。三年目にしてついに飛んできたのか。待っているのを知っていたのか。
まるでプリマドンナのように、爪先立ちでくるくる回っている。
やれやれ、よかった。感謝。

去年、よその螺子