連載:我が家の履歴から

第20回 我が家の履歴から20.番外編?意外な発見

wakohは父のことはある程度承知しているつもりだった。ところが、ごく最近、思いもかけぬことを知った。父は死去してすでに40年に近い。あと1か月半もすれば、満40年になるところだ。
 その経緯はともかくとして、実は家内は35年間も東京家裁の調停委員をしていたのだが、その退任後も、現役時代熱心だった読書会に積極的に参加している。最近のその読書会で、ある方がたまたま仰ってくださったのだそうだ。
 湯川秀樹と司馬遼太郎のある対談「日本人の原型を探る」の中で、湯川先生が父の血液型に関する研究を引き合いに出して、称揚しつつ述べておられるというのだ。湯川秀樹は、