46、リューベックのマジパンとワイン

マリエン教会に隣り合ってリューベック市庁舎がある。
 その前にはマルクト広場があり、土曜日の昼とあってたくさんの出店が並び、特徴ある市庁舎の全体像を写すことができない程の賑わいであった。
 市庁舎はリューベック特有の黒レンガに緑色のとがった塔を載せ、風を通すための大きな丸い穴が開いた壁と16世紀に増築されたルネッサンス様式の白いアーケード部分など、様々な建築様式が混然一体となっている。
 庁舎内は歴史の重さをに感じさせる調度に設えられ、ハンザ同盟の盟主としての繁栄と世界貿易における首都としての歴史が凝縮されているだろうと、実物は見られず想像するしかない。