音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉、 岡田 暁生(著)

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自分にとって楽しめる音楽と楽しめないものがあるのは何故だろう。人が感動したと言っているものが解らなくて悔しいと思うことがよくある。特に、それを語る人が、人間的に共感できる人である場合はなおさらである。それは、単に、感性の違いのようなものなのか、であれば、感性の違いはどこからくるのだろうか。感性が違うといっても、それは、質的な違いなのか、あるいは、量的な違いなのだろうか。感性を磨く、という言葉あるように、感じ取ることが出来ないのは、感度が不足しているということなのだろうか。

そういう、疑問に対して、私が始めたのは、能動的に音楽をしてみると