トランプ相場変調の兆し

今週水曜日の株価急落にはヒヤッとさせられた。大きな下げが来るとしたら4月~5月に掛けてではないかと内心思っていたところだっただけに「まだはもうなり、もうはまだなり」の相場格言を痛感させられた。ただその後はずるずると下げることもなく、昨日は下げの半分近くを取り戻して終了した。

急落の要因は米国の利上げペース加速観測が後退し長期金利が低下、円高傾向にあったところにトランプ政権の政策実行力が疑問視されたことで円高が更に進み米国株安を招いたことにある。トランプの最大選挙公約であったオバマケアの撤廃と代替案が過半数を占める議会で難航し実現できないことに市場の不安