「世界遺産:富岡製糸場」と「女工哀史」

ユネスコ世界遺産「富岡製糸場」へ行ってきました。

 明治の富国強兵の時代、富国日本の礎を成した官営富岡製糸場は、巨大な「技術者養成学校」といてスタートしました。そこは、高度な技術者を養成するため、採算を度外視した国営工場でした。フランスの最先端の技術を取り入れるために働く女工たちの待遇は、当時としては格別なものがありました。週七日で区切った労働時間は、基本的には一日8時間週休一日であり、女子教育や食事・医療の提供もされる当時としては理想的な環境であり、ここから多くの熟練工が輩出されて行きました。

 但し、それは官営時代までの事・・・、大正期に入って劣