湯立神楽の古い形態 を伝承している遠山の霜月祭りを観たことがある
社殿の中央に神座が設けられ、クライマックスには氏子が煮えたぎる湯を素手ではねかけて神々に捧げる、と云う鬼気迫る素晴らしい祭りであった
ところがこの祭りの雰囲気を壊す残念な出来事があった
カメラマンのフラッシュ撮影である
さらに動画撮影者は強力なライトを照らし続け祭りの雰囲気を台無しにしてしまうのである
結婚式や誕生祝いなどのめでたい宴にはフラッシュのひらめきは効果にもなるだろうが,笛の音と神々がおどる伝統祭りは違うだろう
カメラマンの主張には周りへの迷惑を恥じる心のかけら