連載:江戸とTOKYO

昔を大事にするTOKYOが、やはり好きかな《江戸とTOKYO》

様々な地方に旅に出る昨今ですが、大抵の都市が過去を否定して、面影すら残さずに金太郎飴のような都市化に励みます。

ミニ東京、ミニ銀座にの思いもわかるのですが、やはり机上の空論、鐘は叩くのに踊らずの悲しさ、切なさばかり見えてしまいます。


現地の方も聴けば嘆き節ばかりです。
折角のお城も堀も埋めて、駅まで通してしまった愚かさの地まで。

有名な梅園として残したのも今更で、水戸の御老公も苦笑いでしょう。
そのかつての三の丸辺りに立つ、三の丸ホテルに泊まったのも、実に時の悪戯。


先人の足跡を完全に消し去ってしまう罰当たりとも思うのですが、それでも一局集中