一隅を照らす、これすなわち国宝なり 【最澄】

「一隅(いちぐう)を照らす、
これ則(すなわ)ち国宝なり」
という言葉をご存知でしょうか?

とっても有名な言葉ですね。
みなさんも、きっと、どこかで目にされたことが
あるのではないでしょうか。

比叡山を開かれた伝教大師・最澄(でんぎょうだいし
・さいちょう 767-822)様の著書『天台法華宗年分
学生式(てんだいほっけしゅうねんぶんがくしょうしき
=山家学生式)』より出典したものです。
 『山家学生式(さんげがくしょうしき)』は、
伝教大師が日本天台宗を開かれるに当たり、
人々を幸せへと導くために「一隅を照らす国宝的人材」
を養成したいと、熱意