「世界の僻地で幸せに暮らし、その土になる日本人たち」

最近のテレビ番組に「こんな所に日本人」というよう番組が幾つかあります。いろいろな事情で日本人が世界の果ての僻地へ行って、幸せそうに暮らしている様子を紹介する番組です。私が非常に熱心に見る番組です。何故かというと、そこには個人の自由と幸福とは何かという問題が取り上げてあるからです。
私は狭量なのです。東京にしがみついて故郷の仙台だけを懐かしんで生きているのです。ですから私にとっては世界の僻地に住んでいる日本人に、そのことだけで感動してしまうのです。
高校時代の漢文の先生から「人間至る処青山あり」の一節を習って以来、長い人生の折々に必ず思い出しています。