水木楊著『東京独立共和国』読了


東京が住民投票を経て独立を宣言し、そのほかの都道府県にも呼応して独立を促し、連邦政府を構築していこうという、ある意味荒唐無稽なお話です。

ですが、読んでいくうちに、どんどん惹き込まれてしまいました。

主人公たちの悪戦苦闘が絶望と希望の、これでもかという程の繰り返しで描かれています。

エンターテインメント性抜群の物語です。

微妙な問題が絡んでくるので映像化は難しいでしょうが、映画やドラマにしても凄く面白くなると思います。

主人公が干されて会社を辞めた敏腕TVプロデューサーという立場なのも面白いです。

東京の下町が大好きなのに、突然外国人として