愛慕     吾亦紅       九月二十一日

吾亦紅(われもこう)です
日本語の漢字表記には吾亦紅の他に我吾紅、吾木香、我毛紅などがあります
奈良時代にはすでにこの花の名前が割帽額と記されています
名前の由来にはさまざまな説がありますが、前記から帽額(もこう)に関係するとの説が有力なようです
帽額とは、御簾(みす)などの上につける水引き幕のことで、帽額の文様に似ていて、花の咲き方から、「割れ」た「帽額」つまりは「割れ帽額」が変化したのではないかというもので、咲き方がこれに似ていることから名付けられたようです

中国では、黄瓜香(こうかこう)、酸赭(さんしゃ)、野升麻、土兒紅、一枝箭、紫朶苗子、小紫草