趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

雨降りの日の千葉ジャズフェスに行って(再)

(写真はネットの過去の無料画像から)雨のために無料会場は京成千葉駅前だけになったと司会がアナウンスしていた。立ち見で聴いているのは2,30人くらい。淋しいと言えば淋しいフェス。ここだけなのだからもう少し盛り上げる工夫は無かったかと思うけれども、台風が接近する中での雨には勝てなかったのでしょう。残念だったね。

ただし、久方ぶりにジャズの生演奏を聴いたけれど、やはりいいものだ。体がリズムに合わせて自然に揺れた。人間の体の70%は水分だと聞いたことがあるが、その水が揺れているような感触があった。いつもは動かない水が揺れているのは、そしてそれを自覚できるのは気持ちいい。
クラシックもいいけれど、ジャズもいいものだ。
そういえば、路上でやると言えば、昔だったらフォークの弾き語りかもしれないが、ジャズの方がもしかして非日常的な感じがするのかもしれない。
ただなあ、何とも雨が恨めしかった。
雨が降らなければビールを飲みながら外で音楽の生演奏を聴けるという絶好の機会だったのに、残念至極でした。

何組かの出演者のグループの演奏中に、初老の男性がトランペットをプップーと吹くところがあって、それを見、聴いていて、大友克洋さんの昔の漫画「east of the sun,west of the moon」を思い出した。その漫画はロックをやっているバンドのメンバーが飲み屋に入ってくるところから始まる。飲み屋はおばさんが一人で切り盛りしているところで、夜が遅いのかお客さんはカウンターに突っ伏して寝ている帽子をかぶった老人しかいない。そこはバンドのメンバーたちのなじみの店らしく、飲みながらお前の演奏は何だと言い合いしながら、最後にはどうも毎度という具合にお金を払わないで逃げていくのだが、その日に限ってそのおかみさんがつけがたまっているのよね、酔っぱらった彼らに言う。3万4千5百円だと。そうすると男たちは「安い! たった3万か」と大げさにわめく。それに対して、おかみさんはお金ないのは分かっているので、代わりに私が歌うから演奏をしてくれと彼らに持ち掛ける。そうこうしているうちに、当日が来て演奏会がどこかのライブハウスのようなところで行われる。おかみは豪華なドレスを着てくる。それにバンドのメンバーたちはビックリするし、彼女の歌うのはジャズナンバーらしい。彼らはその演奏に苦労する。客席にはレコード会社の社長とかそうそうたる肩書のおやじたちである。バンドのメンバーたちは演奏を終えて、お客に来た人たちによる即興の演奏が行われる。演奏中に、彼らは「往年の大連スウィングボーイズだ」とバンドのメンバーたちは教えられる。そうこうしているうちに、突然トランペットがパッパラパーと響く。そのトランペットを吹いているのが、何を隠そう、その飲み屋で毎晩酔いつぶれてカウンターで眠りこける老人、健ちゃんだったのだ。健ちゃんはそのスウィングボーイズの花形ペッパーだったのだとこれまた教えられる、、、そういう漫画。
その初老の男のトランペットを聴きながら、健ちゃんがトランペットを吹く場面を思い出したのだ。こんな感じだろうと。

その他にもいろいろと出演者が出ていて、結構個人的に楽しめた。キーボードとドラムスだけのバンドもなかなか良かったし、大人数の演奏も良かった。今度いつかまたジャズの生演奏を聴いてみたいと思わせるような時間だった。

カテゴリ:アート・文化

コメント

コメントはログインすると見られるようになります。