★3.3 シリーズ6作目。
安永3年(1774年)、源吾は35歳(田沼も側用人から老中に就任し2年が経過)になった。
吉原で不審火が頻発し、彦弥が妓楼「醒ケ井」の花魁・花菊を救出したことが縁で、源吾が探索に乗り出す。
吉原火消を派遣している大見世の主らは火事を恐れていない(焼け出されて仮見世の営業の方が実入りが良い)という設定。
不審火には共通点は無く、何者かが操っているに違いない、深雪はその接点を推察してみせる。
どうも吉原の蘊蓄が多くて物語のほうが低調なのは残念。せっかくの火消し物語、内容をよく練って欲しいな。
大見世の主が焼け出されるのを