温泉を守護する秘仏(兵庫・温泉寺十一面観音)

33年振りのご開帳です。

兵庫県の城崎温泉といえば、志賀直哉の短編小説「城崎にて」でお馴染み。
全国的にも有名な温泉街ですが、城崎温泉を訪れたことはあっても、その温泉の守護寺のことを知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その名もそのまま温泉寺といいます。
温泉街の西の果てに位置しているので、宿に着いたら街を散策しながら、まずはここを目指しましょう。
元湯の足湯でほっこりしたあと少し進むと、薬師堂の仁王門が見えてきます。

お寺に守護されるだけに、霊験も新たかです。
奈良時代、道智という僧が千日修行の末に発見したといわれ、その霊泉を受け