【短歌まとめ】あけび庵no・1

春の特別企画   その1.
【短歌まとめ】あけび庵 *
触らねば器に虚ろ薄氷の躊躇い押すや手触りの先     あけび庵
【参考】* うすらひ/薄氷/春の氷・・・
春浅いころの薄く張った氷のこと。または、解け残った薄い氷のこともいう。冬の氷と違い、消えやすいことから、淡くはかない印象がある。
佐保河にこほりわたれるうすらびのうすき心を我が思はなくに
大原桜井真人
薄ら氷ひの日の訪れず浮寝鳥はばたきおりぬ池のおもてに
原裕
【短歌】あけび庵 *
月暈のおぼろに行くや猫の息そろりそろりと夜を忍びて   あけび庵
【参考】* げつうん/つきかさ・・・
月の周囲に