映画『ナポリの隣人』

久し振りの良い映画を名古屋まで観に行った甲斐がありました。
イタリアの古い街ナポリの風景も良いがいたる所に歴史が詰まる。
家族の絆よりご近所さんと言うストーリーに思わず息を呑む。
ちょっとした人間関係のもつれからすれ違う親子の心。
そこにふと入り込んだ隣人の家族に人としての気持を込める。

本音は淋しい心を知られまいとあえて冷たく接する家族。
お互い本音で話すことが出来ないもどかしさが伝わって来る。
隣家が事件になり思い入れの深い隣家にのめり込んで行く。
子供達はそんな親に愛想をつかし心も離れて行く。
最後のシーンでつなぎ止めた絆は自分がほっとする。