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よくあるご質問

まほろば

さだまさしさんの歌に『まほろば』という素晴らしい歌がある。
他にも彼には、“奈良三部作”とも言うべき、奈良を歌った名曲がある。『修二会』と、それから『夢しだれ』である。
いずれも、私にとっては心に深く沁みてくる歌ばかりだ。

彼は言っている。
「歌作りは花作りに似ている。
ひとたび作者の手を離れたら、もう自分のものではなく、それを気に入った人が自分の庭に植えて、それぞれの庭に花を咲かせるものなのだ」と。

♪~春日山から飛火野あたり
ゆらゆらと影ばかりなずむ夕暮れ
馬酔木(アセビ)の森の馬酔木(まよいぎ)に 
たずねたずねた帰り道~♪

修二会行法が始まるまでの時間を、私は思い立つまま【春日大社】の二の鳥居から高畑に抜ける道を歩き、【白毫寺】を目指してみようかとも思った。いつか萩の咲く頃に訪ねたいと思っていた寺である。

この小道は馬酔木の森が自然に作ったトンネルで、「ささやきの小道」と言われているようだ。
時はまさしく暮れなずむ頃で、しかも馬酔木の花さえ咲き始めている。
まさに私は今、『まほろば』の詩の情景を歩いているのだ..... そんな昂揚感が湧いてくる。

この旅に出るために、私は少しだけ無理を重ねなければならなかった。そのせいなのか、思いのほか疲れが堆積している。
いつの間にかすっかり老いてしまった身には、このまま【白毫寺】まで歩こうか、それとも戻ろうか..... との迷いがあり、結局は【白毫寺】に心を残しながらも途中から踵を返し、本来の目的である東大寺【二月堂】へと歩き始めた。

※コメントには及びませんので..... (^-^)

カテゴリ:旅行・お出かけ

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