平野啓一郎「ある男」文藝春秋社
お気に入りさんが図書館に頼んだら
400人待ちだとか、
2018年9月に発売2019年2月に8刷とあるから売れているらしい。
この筆者が大学生でデビューした折に手にしたのだが難解で、読まないで過ごしていた。
筆者とほぼ同年齢の弁護士が、
離婚し、田舎へ子連れで帰った女が
再婚し、三年九ヶ月で木の下敷きで亡くなった夫が、
本人が語った人間とは全く違う人であることを知り、離婚の時に世話になった弁護士に頼んで、正体を探り出す、という話だ。
弁護士は在日三世、戸籍問題や家族の愛についての考察が主題。
書かれている文