「農的幸福論~藤本敏夫からの遺言」 加藤登紀子編
角川ソフィア文庫 平成21年4月25日発行
ー精一杯生き、楽しむために、人生はあるのですから。
加藤登紀子
事態は機能志向のみでは切開できないのである。それは、開かれた生命の相互交流の場をこの地球上に創りえて、はじめて可能なことなのだ。
民主主義は物質の発展、機械文明の発展というものの共同体志向を形作ってきた。今日、物自体、機械という機能のそれのみの発展が、根底よりの反省に遭遇しているとき、民主主義という共同体もその本質より再検討されなければならない。
その神聖なる憲法はどうにでもとれる