韓国の書院と奴隷労働

韓国では朝鮮王朝時代の9つの書院が世界遺産に指定された、と伝えられています。書院というのは儒教の聖人や儒学者を祀る廟祠と儒教教育の場所としての施設です。最盛期には朝鮮全土に900ケ所も設置されていました。賜額書院といって国王から扁額を下賜された書院が権威を持ちますが、扁額だけでなく、同時に田畑と書籍、それに奴隷が授与されています。朝鮮では男の奴隷が奴、女の奴隷が婢といい、両者を合わせて奴婢といいます。朝鮮の上流階級の両班貴族は筆より重たいものをを持つこと、特に労働することは賤しいこととしていましたので、田畑の耕作や家事労働も奴婢にやらせていました。数十人