ユリノキ

「ユリノキ」は北米5大湖からフロリダにかけて東海岸に密集して生育していたそうだが、大陸横断鉄道の枕木に大量に使用され今では北米では余り見られなくなってしまったそうだ。


 アメリカインデアンはこの樹を刳り抜いて丸木船を造ったり徹底的に活用していたそうだ。

 ユリノキは明治の始め岩手大の植物学者によって実が日本に齎され実生が育ち、街路樹や公園に植えられ人の眼を楽しませてくれる。東京で目立つのは上野国立博物館と新宿御苑。伸び伸びと且つ堂々と聳える樹形を眺めて勇気をいただいているお気に入りの樹。自宅に比較的近い新宿御苑のユリノキは樹高約35m。しかも3本が