「明日は土用丑の日、ウナギにまつわる話」

今年は明日が土用丑の日です。
土用丑の日にウナギを食べる習慣の発祥には江戸時代の平賀源内説や春木屋善兵衛説や蜀山人説があります。現在のように蒲焼にして食べる風習は江戸時代に広く普及したことには間違いありません。
しかし夏痩せを防ぐためにウナギを食べる風習は万葉集の出来た時代にもあったのです。

痩(や)す痩すも 生けらばあらむを 将(はた)やはた 鰻(むなぎ)を漁(と)ると 河に流れな 大伴家持  万葉集巻16‐3854
石麻呂(いしまろ)に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻(むなぎ)とり食(め)せ 大伴家持  万葉集巻16‐3853