ひと昔前、六十代の僕が二十代の頃は、フォークソングブームだった。
当時はフォークギターと呼んだギターで、弾き語りをするのが若者のスティタスだった。
僕もご多分にもれずに、フォークギター片手に吉田拓郎の曲をコピーした。
その後、松任谷由実などの登場などにより、ニューミュージックなるものが流行り同じギターでありながら、アコースティックギターと呼ばれるようになった頃には僕のギター熱は冷めてその後、三十年ほどはギターから離れていた。
だが、五年前、たまたま楽器店で、見た目はアコースティックギターなのに、エレクトリックアコースティックギターなるものが並んで