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よくあるご質問

抱かれたい男 (復元日記)

2015年10月10日

「抱かれたい男」
そんな言葉を女が平気で言えるようになったのはいつからだろうか。
たしかファッション雑誌「アンアン」で「抱かれたい男」のランキングが始まったのがきっかけだったように思う。

初めてその活字を目にしたとき私は驚いた。
微かな羞恥心を感じながら同時に女の性が男と対等になった?と、そう思った。
男女平等の名の下に?

やがて時代は、化粧する男や子供を生みたがらない女、性を男同様に遊べる女を生み出すようになった。
それがいいことなのか悪いことなのかはさておいて、平和な時代だということだけは確かなのだろう。

女が男に従属しなければ生きて行かれなかった時代を嫌悪し、独りでも生きていける自立した女を夢見た私だったが、その延長線上にこういう現象が生まれるとは夢にも思わなかった。
女の自立は性に関しても開放的になるらしい。

すると長男が言った。
「だけど、抱かれたいって所詮受け身だろ。そんな言葉で対等になったって思うのはマチガイ。今は肉食系と言って女も男を狩る時代なんだよ。対等ってそういうことだろ」

そうか…!
私は唸った。
男を狩る。恋愛に積極的な女は男を抱きたいと?
これは進化か?退化か?
でも「私、男を狩りたいの」と言うと色気もヘッタクレもないし、そうそう口にできないけれど「私、肉食系なの」となら口にしやすい。

なるほどなあ。
私はいたく感心した。
でもそうやって言葉をすり替えて、羞恥心を感じさせないのはひどく抵抗がある。羞恥心が薄れると確実に性が軽んじられていくに決まってるからだ。
売春が援助交際などという言葉にすりかえられた時もそう思った。

あの時私は本気で怒った。
かの有名な「足長おじさん」が貶められたような気がした。
作文が好きだった私は、大真面目にどこかに足長おじさんがいないかなあと思ったものだったから。

けれどこういう風潮は行き着くところまで行くと「振り子の原理」で戻ろうとするのだとか。
だとしたらいつか来た道。
大和撫子は生き返るのか?

ただ振り子がどこをさした時が望ましいのか誰にもわからないだろう。

価値観は時代とともに変わる。
そしてそれはいつも思いがけない副産物まで連れてくるものだから…

***
3つ共通する言葉。
正解は 「落とし」 です。

落とし前
落とし所
泣き落とし

カテゴリ:アート・文化

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