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よくあるご質問

連載:食物

秋刀魚の詩

日本の文化となじみの深い秋の味覚のサンマが、不漁だ
そうです。もっとも、生魚が苦手の私に支障はありませ
ん。

 松尾芭蕉の句にサンマがないのは、なぜでしようか。

 江戸時代にサンマは知られない存在だったからと、最
近に知りました。

 幕末の『魚鑑』によると、貴人は食べず、病人には良
くないと注記されています。

 サンマ漁業が本格化されたのは、第二次大戦後のこと
といわれます。おそらく食糧不足が輪をかけたのでしょ
う。

 明治の文豪佐藤春夫に、『秋刀魚の詩』があります。

   あはれ秋風よ情(こころ)あらば伝えてよ
    ----男ありて
   今日の夕餉(ゆうげ)に 
   ひとりさんまを食らいて
   思いにふける と。

 佐藤春夫は昭和39年頃まで存命なので、この詩も戦後
に作ったものでしょうか。

 この頃にはサンマが大衆化されたのか。この詩によっ
ても窺い知ることができます。

 ところで、サンマを秋刀魚と表記したのは誰だったの
か。サンマの姿が日本刀のように見えます。

 しかも、その蒼さに凄まじい切れ味を感じます。

(サンマ)

カテゴリ:アート・文化

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