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よくあるご質問

【映画】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド


 レオナルド・ディカプリオのブラッド・ピットの2枚看板。
 監督・脚本がクエンティン・タランティーノ。
 もうそれだけで絶対に観ようと思っていた。1960年~1970年のハリウッド舞台裏が描かれるということもあり、とても楽しみにしていた。

 一つ気にかけていたのが、1969年に起きた「シャロン・テート事件」が描かれてるらしいという内容。
 事件の名前は聞いたことが有るが、子供の頃の事件だし内容は把握していなかった。ネットで調べてみると、けっこう凄惨な事件だったらしい。
 この映画も凄惨なものだったら凹むな~と思いつつ、映画館に足を運んだ。

 161分という上映時間は、最近の映画ではかなり長い部類に入るが、ディカプリオ(リック)とブラッド・ピット(クリフ)の芝居の軽妙さで、どんどんテンポよくストーリーが進んでいく。
 始まりの段階で、すでにマーゴット・ロビーが演じるシャロン・テートが登場していたことから、事件のことがやがて描かれるのは分かっていたが、リックとクリフのセリフやアクションに引き込まれてしまい、ついこの二人だけを追いかけていってしまう。

 それにしても、そういう時代だったからなのだが、男どもはタバコをこれでもかと吸いまくる。
 エンドロールでも、リックのタバコのCMのメイキングオフが流されるくらい、意識して「タバコ」を描いているようだった。
 「タバコ」がこの時代を表現する上での強烈なアイテムの一つなのだろう。

 ハリウッドの舞台裏の話も面白い。
 特に私にとっては、ブルース・リーを描いているシーンが楽しかった。「燃えよドラゴン」が日本で公開された頃には、すでにブルース・リーは亡くなってしまっていたので、スクリーンの外での彼の姿を見ることは出来なかった。
 それだけに、ああこんな感じでハリウッドで上に登ろうとしていたのかな? とか、周りからはこんな風に見られていたのかな? などと、新鮮な印象だった。

 もちろん、タランティーノが演出でそうしているだけで、実際には違っていたのかもしれない。おそらくクリフとの乱闘シーンのために誇張して描いていたのだろう。
 それに、いくらブルース・リーでも、あんな風に映画の殺陣のような動きで喧嘩をするとは、とうてい思えない。
 まぁ、私としては、この映画をドキュメンタリーとして観ているわけではないので、基本的に面白ければぜんぜん構わないのだが。笑

 人気俳優だったリックが、時代とともに主役から脇役へ居場所が移っていく。その変化に戸惑い葛藤する姿。そしてリックのスタントマンをしていたクリフもまた変わることを求められてくる。
 しかし、クリフは不思議と変わらずに生きていく。そこには彼が戦場で英雄だったという過去が影響しているのかもしれない。
 今の生活は、あくまでも仮のものかのように、飄々とした雰囲気をしているのだ。


 そして、ヒッピー。
 私にとっては「ヒッピー」というのは子供の頃に聞いていた言葉なので、そういうファッションスタイルとして認識しているだけのものでしか無かったが、当時のアメリカの若者にとっては、生活哲学として浸透しているものだったようだ。
 世間の常識や道徳や倫理観から解き放たれて生きようと足掻く姿が、映像の中で表現されている気がする。

 そして、それまでに描かれていた様々な伏線が集約されていき、それが「シャロン・テート事件」に繋がっていくことになる。
 
 「シャロン・テート事件」とは、当時妊娠していた女優シャロン・テートが、1969年にカルト指導者を信奉する者たちによって、お腹の子供ごと殺害されてしまうという凄惨な事件だった。


 まさか、ラストがこんな展開になるとは思わなかった。


 さすが、タランティーノ(^_^)。

カテゴリ:エンタメ・ホビー

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