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よくあるご質問

連載:不肖の弟

「せっかくだから観光していこう」

夜は地元の日本酒でもと思ったが、ホテルのベッドは快適で、結局外には出なかった。

朝までぐっすりだった。このまま帰ろうと、ホテルを出た。

広い歩道をこれから働きに行く人達とすれ違いながら、辺りをキョロキョロ見回して、時々走ったりした。

左側に長い階段がある。二荒神社だ。私に挑戦してみろと誘っている。行きましょう。

出勤前のスーツ姿の男性やシニアの女性が次々お詣りに来る。

私も賽銭を入れてお詣りする。祈る人が一人増えた。

境内を隈無く散策だ。そうか、与謝蕪村がここに来たのか。

私はいつも御朱印帳をリュックに入れている。ここでも書いてもらいたいが、八時半からとある。

やりたいことを全てやってはならぬ。やり残した事があれば、またここに来る。

弟は今が人生の中で一番平穏で、ある意味幸せなのかもしれない。最低限とはいえ生活は保障され、病院にも入れて医師や看護師が関わってくれる。有り難いことだ。

私が感じた病気なら、今は薬が進歩していて、かなり回復するらしい。

誰でも生まれた境遇でどうにもならないことがある。努力や頑張りという問題ではない。

あのまま弟に会いに行かなかったら、きっと生死に関わる事態を想像し、自分を責めていた。


12月だ。クリスマスが来る。孫には新幹線の図鑑と靴と言われているから、大宮の鉄道博物館に寄って行こう。

カテゴリ:旅行・お出かけ

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