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安曇小6年生(手前)に、満蒙開拓の歴史を題材にした紙芝居を上演する梓川高生=松本市の同高校
旧満州(中国東北部)に開拓団員として渡った地元住民から体験を聞き取り、紙芝居を作った松本市の梓川高校の3年生6人が20日、同校で同市安曇小学校の全6年生4人を前に上演した。

2018年夏に完成させ、これまで満蒙開拓平和記念館(下伊那郡阿智村)などで上演してきたが、小学生には初めて。卒業前の最後の上演で、戦争の残酷さや平和の大切さを次代につなぐ思いを新たにした。

 タイトルは「あの日の灯(ともしび)」で、開拓団の家族の歩みを追体験する粗筋。大戦末期の旧ソ連軍侵