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よくあるご質問

29 3月の風に吹かれて

 幼稚園の休日、孫の子守を頼まれて、川崎へ向かった。渋滞を避けようとして、246号線の野川から川崎へ向かうが、順路を間違えたらしく、駅前商店街を走り抜けねばならなくなり、約1kmほど、歩行者とすれすれに運転し、冷や汗をかいた。歩行者が、突然、車の前に出てきたりするのである。
お陰で、40分近く、近道をしたのか、早く着いた。

月刊誌、「幼稚園」と「小学1年生」を渡し、それぞれ、勉強のページに取り組むことにした。4歳の孫のDは、じぶんの名前の文字表現が、まだ分からなかった。ページをめくり、名前の文字に丸印をつけさせた。慣れてくると、どんどん見つけられるようになった。そして、文字も、書くようになった。丸さえ満足に描けなかったのが、柔らかい曲線をなぞることができるようになった。子供の成長と、学習能力は、目覚ましいものがあるな、と感心した。子供も花木も、手をかけてやれば、すぐ反応し、成果を見せる。

昼食を近くのスーパーから買ってきて、一緒に食べた。6歳のHは、かまぼこや生ハムは食べるが、おにぎりも、サンドイッチも食べなかった。4歳のDは、サンドイッチ、みかん、唐揚げを食べた。2人の食事が、まるで違う。我々夫婦は、この家の昨夜の残り物=1280円のちらし寿司を、半分分けにして食べた。次男の家庭は、随分豪華な食事をしているのだと思ったが、雛祭りで、夕食を奮発したのかもしれない。その余りらしい。

昼食後、公園で、サッカーボール蹴りをしたが、コロナウィルスの予防対策で、子供は、遊びに出ることが、制限されているらしく公園には、遊びに来ている者が1人しかいなかった。それで、のびのび、サッカーボールを蹴ることができ、追いかけて、蹴り合ったので、私は、汗をかいてしまうほどだった。

3時過ぎに家に戻り、4:30に母親が仕事から帰って来たので、バトンタッチし、我々は、千葉へ出発した。圏央道が伸びたので、アクアラインを通過し、木更津から鶴舞まで19kmの近距離となった。時速70kmの制限速度があるが、とても便利になった。6:00近かった。途中、297号線の舟子近くのスーパーで買い物をした。私は、半額の定価のついたウニと刺身盛り合わせを買った。妻は、寿司パックを2つ買い込んで夕食とした。

海から30分ほどの小さな家で、刺身と寿司パックを食べ、すぐ寝てしまった。翌日、10:00まで、「降霊会の夜」(浅田次郎)の続きを読み、それから、周囲の木の枝や塀を壊しそうな桑の根をのこぎりで切った。妻は、その他の太めの枝を切り下ろした。庭の一画に、昨年12月に枝おろしをしたままの枯れ木の山があり、妻が切った枝とこれらをまとめて、4時から枯れ木燃やしを始めた。よく乾いていたせいか、また、椿などの枝が脂分を含んでいたせいか、良く燃え上がり、途中2度ほど、水をかけるほど炎は勢いがあった。1時間半ほど、二人で燃やし続け、小山ほどの枯れ木を燃やし尽くした。風も弱かったので、丁度よかった。
熱い風呂に入り、そのあと、掘り炬燵で、ハイボールを飲みながら、夕食をとった。1000円のマグロは、見た目は美味そうに見えたのだけれど、それほどうまくは無かったので、余してしまった。魚の目利きを特技にしていたのだが、今回は失敗した。

この日も疲れたのか、すぐ寝てしまった。

掘り炬燵から外を見ると、サクランボのつぼみが花開き始めていた。小さな桜のようで、早すぎるのではないかと思ったが、温暖化の影響なのだろうか。サクランボの咲き始めが、こんなにきれいなものだとは、今まで、知らなかった。

 翌日、再びスーパーへ寄り、孫の家に土産用に、中トロやたらこ、シシャモなどを買い、地元産の野菜を売るところでは、菓子類を買った。意外に千葉産のキュウリやトマトは高いのである。泥ねぎは、8本―159円で、これだけは格安。

小雨降る中、高速道路を走り、アクアラインを抜けたが、白内障の手術をしたせいか、視野が広がり、フロントグラスが曇っているような感じは受けず、運転が楽になったような気がした。2時間ほど孫のところに立ち寄り、帰路に就いた。

子供たちが歌っていた雛祭りの歌が、懐かしく感じられた。♪「…お嫁に行かれた姉さまに、よく似た官女の白い顔…」という昔風の表現が、殊のほか懐かしく感じられるようになったのは、「やばい」などと言うぶっきら棒な言葉が、誉め言葉のように転倒した使い方がされるようになった令和の時代になったからなのか…。「…お嫁に行かれた…」と敬語が使われ、「姉さま」と、尊敬表現も取られている。敬語などうっとうしいと考えていたことがあったが、雛祭りの古風な表現が、心に沁みるようになってきたのは、私が、年老いたせいなのか…。

帰宅し、二人きりの夕食は、孫の一挙手一投足の話題で、会話が弾んだ。孫が取り持つ、老人夫婦の食卓会話であった。

☆雛祭り 桃の節句に サクランボ 
     咲く枝ぶりは 孫に似ており

カテゴリ:旅行・お出かけ

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