新聞歌壇の選者として知り、折々氏の歌に注目していました。
私の好きな歌人、塚本邦夫、寺山修司両氏と共に
前衛短歌の三雄と言われていました。
９２才だから長寿と云うべきでしょう。
訃報に添えられた氏の来歴をみますと、かなりドラマチック。
さすがです。
春という季が特に好きで、春の歌が多いのだそうです。
「歳月はさぶしき乳を頒てども復た春は来ぬ花をかかげて」
家族を捨てて好きな人と駆け落ちした氏の内面を窺うような・・・。

どんみりと梅雨かぶさりく塚の杜

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