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よくあるご質問

連載:自粛生活

「久しぶりに月を見た」

もう一度玄関から外に出た。黒い雲が流れていくが、満月に近い。温かい色だ。

雨戸を閉めようとガラス戸を開けると、思い掛けず月が見えた。一体どれくらい見ていなかったのだろう。


今日は青空が見えるだろうと朝には思わせたが、結局空模様は怪しくなり洗濯物を入れてから家を出た。

今日の運動は自転車と決め、気分よくペダルを踏んだが、直ぐにマスクを忘れたことに気付いた。引き返すのは面倒だ。買い物は出来ないが辺りを1周してこよう。

⚪⚪川の畔は川面を見ながら走った。思いの外水は澄んでいた。

市場の所で川を渡り、敷地内を突っ切った。初めてだ。何棟も並んだ団地は空き家だ。市場職員のためのものだという。

おや、ここも空き家になっている。確か古着を売る店だった。誰かが着た洋服など着る気になれないのだろう。

スポーツジムもまだ開店していない。入会してもいいと思うほど料金を安くしているが、中は暗い。

ホームセンターで鉄砲百合の球根と大根の種を買う。

一時間は自転車を漕いだ。シャワーを浴びると本当にさっぱりするが、化粧が落ちるのは困る。

午後になって眉だけ描いてマスクした。

大規模なショッピングモールの端に山用品の専門店「好日山荘」はある。隣はボルタリング。壁に無数にある色鮮やかな突起物に掴まっている小さな女の子。こちらで若い両親が見守っている。私も足を止めた。

探していたリュックカバーは直ぐに見つかった。一度幕張のイオンモールに探しに行ったが、リュックの容量が分からず買わずに戻った。リュックには容量が書いてある。小さめの20リットル。

そのまま帰るのは勿体ないので近くのシネマを覗いた。中高生が手前のゲームセンターやらそこいら中にいる。マスクはしているが、それ以外はコロナ前と変わらない。映画はアニメばかりで見たいものはなかった。

お店を覗きながら歩いた。2点買えば二割引やら、最大七割引やらの店ばかり。アパレルなんて不要不急じゃない。出掛ける先があればお洒落もしようが、どこもかしこも閉まっていた。

歩いているのは中高生ばかり。買っているとは思えない。

コロナの被害が表面化するのはこれからなのだろう。

月も見えなくなっていた時には意識しなかった。こうして久しぶりに見て初めて見えなかったことを意識する。

それにしても外はいい。蝉はコロナなど全く関係なく鳴いている。蝉時雨とは上手く言ったものだ。温かい雨のように降り注ぐ。自然は脅威にもなるが、元気もくれる。

※「追加」一度は諦めた朝顔が、朝見ると、一輪咲いていた。この色を見たらもうデレデレ。

カテゴリ:日常・住まい

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