落葉せり幹のまはりの明るさは 朝倉和江
落葉せり碧天はいつも青年にて 有働亨 汐路
落葉せる西行櫻稚児櫻 会津八一
一枚の木の葉拾へば山の音 稲畑汀子
北斗の柄より降る木の葉大きかり 及川 貞
赤い木の葉がひらひら舞い落ちて アロマ
落葉とびひと落日を負ひゆける 中尾白雨
落葉の、水仙の芽かよ 種田山頭火 草木塔
落葉の黄回想とほきてのひらに 鷲谷七菜子 黄 炎
青空に公孫樹落ち葉の舞い散って アロマ
落葉ひら~風のゆくへに従ひぬ 上村占魚 鮎
落葉ふかしけりけりゆきて心たのし