少年と犬


とても良い本でした、直木賞に相応しい本
だと涙しました。
この本には、社会問題が散りばめているのが特徴で
良い点だと思います。
犬を賛美する言葉が宝石のように全編に
散りばめられているので、犬好きが読んだら、きっと
うんうん・・と頷きながら涙することでしょう。

人の笑顔を引き出し、孤独を癒し、
優しい気持ちにさせ、幸せな時間を与えてくれ、
時には善悪の判断を促す。
6話どれもが、胸を打つお話です。


☆ 男と犬

傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、
一匹の犬だった――。
2011年秋、仙台。
震災で職を失った和正は、認知症の母と
その母