「雪が降る」
雪は深々と降り積もっでゆく
窓硝子の枠に寒さの証拠を残すように
知らぬ間に粉雪を置いてゆく
そんな風情を独り観ていると
どこからか貴方の囁きが聞こえてくる
透き通った寒さが私の腕を縛る
足もとをつかみ雪の上に転がし
体の芯までの寒さを気づかせる
冷たい雪の結晶が
ほうらほうらと
私の心臓を掴みに掛かっててくる
雪降る夜は静寂だ
独り身には寂しさが降り積もる
※正月も終わり、いよいよ春待つ季節となったのに
まだ寒い日が続き、雪降る日々が終わりません。
寒いのは嫌いです。
市内の川原の雪捨て場には大きな山が