【 粕 と 糠 】

明治生まれで鍼灸師だった父は、東洋医学について多くの専門書を読んでいましたので、食事の栄養面のことやバランスのことなど、今ほど世間で言われない頃からそうした話をしていました。

若いころは、あまり気にも留めていませんでしたが、歳を重ねるごとにそのことを意識し始め、気を配るようになりったように思います。(カミさんも、無意識のうちに勉強になったと言っています)

そんな父が語っていた中に「日本人は米を食べるけれども、大事な部分を棄ててカスを食べている」ということでした。

それは「昔は玄米や七分づき米・五分づき米を食べていたが、今では殆どが白米を食べだして一