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よくあるご質問

馬酔木(アセビ)

ウォーキングの途上で、咲き始めたばかりの馬酔木(アセビ)を見かけた。
花房はまだ痩せており、完全に花開くにはまだしばらく時を要するが、馬酔木が纏う旅の思い出に、ジンワリと胸が熱くなるのを感じた。

そんなに昔のことではない。2年前の、春まだ浅い、あの大和路への旅のことだ。
私は榊莫山さんの御著書に感化されて、斑鳩の里をはじめとした「大和路」を歩こうと思い立ったのだ。

新幹線が京都へ近づくと、車窓に春の淡雪が広がっていたことに、とても驚いたことを覚えている。
京都から奈良線に乗り換えて、先ずは「西大寺駅」で降りた。
駅へ荷物を預けると、そこから西大寺を拝観した後、“歴史道”を歩いて「秋篠寺」を訪ねた。

崩れかけた築地塀に沿って町並みを抜け、“歴史道”は郊外へ入ると途中から住宅地、そして田んぼの畦道に変わる。
その畦道はまっすぐ「秋篠寺」の西門へと続いていた。

奈良駅前に旅装を解き、翌日からは東大寺、法輪寺、中宮寺、法輪寺、法起寺、唐招提寺、薬師寺.....と、二泊三日の短い旅を、これらの寺々を巡って歩いた。

桜にはまだ早い3月上旬に旅したのは、東大寺二月堂の『修二会』も観たかったからに他ならない。
『修二会』は前年にも訪ねていたが、その最終日に再訪したのだった。

「修二会」の“お松明”が始まるまでの間、私は春日山から飛火野辺りを歩いた。
道の両わきには馬酔木の森が続いていた。
それはまさに、さだまさしさんの『まほろば』の歌詞そのままの情景だったことを思い出す。

今年の『修二会』も、「制限つき」ながら予定通り催行されているというということを、私は朝日デジタルの記事で知った。
奈良時代から一度も絶えることなく続いてきた仏教行法。それは戦時中さえ中断されることなく、連綿と続けられてきた仏教行法なのだ。

いつかまた、コロナがすっかり消えて落ち着いたなら、またあのまほろばの旅を辿ってみたいものだなぁ.....と、咲き始めた馬酔木を眺めながらそう思った。

『まほろば』
https://smcb.jp/diaries/7929540

カテゴリ:旅行・お出かけ

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