災難をのがるる妙法

何か行動を起こすとき
私たちは普通いいことを予想して起こすのだが、
そこには常にリスクも伴っている。

しかし

私は特にそうなのだが、
いい事ばかり来てほしくて
そのリスクを嫌がって
考えないようにしたり、
起きないようにしようと計らう。

考えてみれば
生きること自体が死と隣り合わせになっていて、
はじめからリスクを背負いながら
生きているといっていい。

楠恭さんはこれを矛盾態といっている。
私たちの存在自体が矛盾態になっている。

あることが当たり前のリスクから
逃げようとするところに苦しみが生じるのだ。

病気になって老いて
そして死んでいくこ